キャリアチェンジとジョブローテーションを経て
K.A.
T.K.さんはもともと、北九州のプラント建設会社でキャリアを積まれたんですよね。
T.K.
はい、前の会社には32年と半年勤務し、設計や設備工事などの業務にあたっていました。2003年から2年間、都築産業の取引先でもある某社に出向した時期があったのですが、そこで都築社長と出会いまして。お互いに意気投合して、九州に戻ってからも連絡を取り合って、家族ぐるみのお付き合いが続いていたんです。
K.A.
将来のビジョンの話も、盛り上がった。
T.K.
いつか一緒に仕事をしようと。その後、彼が会社を興すという話の中で(※都築産業では2008年10月に現社長に交代)、うちに来てくれないかというお誘いをいただきました。ただ私も立場上、組織を抜けるタイミングが難しい。それから10数年かけて整理をして、ようやく都築産業にジョインできたわけです。毛色が違うからこそ、会社に刺激を与えられたらと思っています。
K.A.
壮大なキャリアチェンジ!都築産業について、どのような印象を感じていましたか?
T.K.
当時感じていたのが、都築産業は機械の組み立てやメンテナンスから会社としての生い立ちが始まっているわけですけど、だからこそ精度に厳しいし、グレードは私がその頃勤めていた会社より上だなと思っていました。都築社長が技術職出身なので、技術力に関しては彼も自負があると思いますね。K.A.さんも、もともとは現場のご出身。
K.A.
そうなんですよ。都築産業に入る前は、機械の組み立て・調整のキャリアが長くて、設計も5年ほどやっていました。入社後は2年ほど設計を担当していたんですけど、2021年末に「営業部を立ち上げるからぜひ来てほしい」と唐突にお話をいただいて。
T.K.
キャリアパスしたわけですね。
K.A.
もともとは生産管理部門が営業も兼ねてやっていたんですど、会社の体制が変わって。営業部は、常務、部長、あと1人が私です。なんで自分が!?と驚きましたけど、技術の話が分かる人間で、口が回るから、だそうです(笑)。T.K.さんも今、九州を拠点に営業をされていますよね。
T.K.
九州の後輩や同僚と都築産業との橋渡しをしたり、熊本や長崎では半導体絡みの動きもあったりと、見渡せるところからすべて取り組んでいます。仕事は日々、挑戦の連続ですから。
仕事をするうえで、大切なこと
K.A.
最近の大学や高専、専門学校や工業高校を見渡すと、純然たる機械工学科って少なくなってきていますよね。
T.K.
機械に電気電子が絡んでいたりね。メーカーもSEやシステムエンジンに移行している中で、学校や専修学校もシフトしている。ただ個人的には、仕事をするうえで必要なのは、学校の教育というよりは、コミュニケーションが取れてやる気があることだと感じます。かくいう私も、大学の専攻は情報制御でした。
K.A.
結局、自分もなぜ製造業の仕事をやっているかというと、工業高校の機械科出身なんですよ。それもなんでかというと、小さいときから模型をつくったり、モノづくりだったり、車やバイクが好きだったという原体験があるわけです。仕事の原動力は、興味と好奇心ですよね。
T.K.
まさしく。製造業に限らず、それは言えますね。
K.A.
ついこの間、愛車をいじるのに必要な部品がどうしても市販品になくて。勤務時間外に自分で図面を引いて、資材部を通して「ごめん、ちょっとこれつくってほしい!」とお願いしてつくってもらったんだけど、それも興味と好奇心だもん(笑)。
T.K.
笑
K.A.
ちっちゃい部品だし、もちろん自費ですよ!
T.K.
いや、でも私も趣味の時間にやってるね(笑)。知り合いの加工屋さんや組み立て屋さんに、これお願いって。もちろん、きっちり自費でお支払いはしていますよ。
K.A.
採用のうえでも、先入観のない、自由な発想をもつ仲間に来てほしいですよね。困ったときには、頼れる先輩がたくさんいますから。都築産業には、業界屈指のレジェンド社員が在籍していて、何を聞いてもヒントや答えが返ってくる。僕も迷ったときにはスーパーレジェンドのもとに向かいます。
T.K.
都築産業ではメンター制度があり、経験者が新入社員を引っ張っていくカルチャーがある。何かを身に付けるには、教科書を読むよりも、誰かのもとについて学ぶのが、やっぱりいちばん取っつきやすい。
K.A.
僕も社会に出て駆け出しのころ、尊敬する先輩から、教科書を読むよりも手を動かすことの大切さを教わりました。スーパーレジェンドから手取り足取り技術を学べるところは、都築産業の魅力かなと思います。
T.K.
前の会社では、部下に「自分のターゲットとした人の真似をしてみろ」と言っていました。喋り方、歩き方、仕事のやりかた…意識次第で全部変わるんですよ。
都築産業で働く魅力
T.K.
だからこそ、やる気は大切なわけです。都築産業は、モノづくりが好きな人にとっては、設計や組み立てなどいろいろな職種にキャリアパスできる点が魅力だと思います。経験を積めば生産管理や工程管理もできるようになる。
K.A.
キャリアを積んでいくと、できることが増えて、枝葉ができてきますよね。どんどんアピールできる風通しのよさもある。
T.K.
社員も40~50人と、規模感もちょうどいいなと思います。自分の個性や能力を発揮して、自分で会社を回していく。チャレンジが叶う会社だと思いますね。
K.A.
求職者の方は、もし興味があったら、会社見学やインターンを活用して、ぜひいちど会社を見に来てください!都築産業の内側を体感していただけたらなと思います。合わなければ仕方ないし、仕事はやっぱり興味がないと続かない。人生はトライ&エラーの積み重ねです。